「発音はどのくらい練習しなければいけませんか?」という相談を頂くことがあります。

 

これに対しては、いつも、ほどほどに意識してください、というお答えをしています。

 

 

おそらく一生かけて猛練習をしても、日本人がネイティヴスピーカーと同じレベルの発音をすることは不可能です。

ノンネイティヴが1単語だけを発音して正確に伝えることは不可能だ、と言われることすらあります。

ですから、ある単語を覚えるときに、やっきになってひたすらその単語を完璧に発音できるまで聞き込み、口に出すということに意味があるのかと言われると、その答えはNoです。

 

 

かといって、あまりにもおかしな発音だと伝わるものも伝わりません。

これもまた事実です。

 

実際には、全く伝わらないとまではなりません。

 

しかし、話している相手に非常に負担のかかる会話になってしまいます。

 

「いまこの人が言ったのはこういう意味かな?」

「なんかこんなふうに聞こえたけど、あってるのかな」

常にこんなことを考えながら相手の言ってることを聞いてあげるのは大変ですからね。

 

では、英語の発音をよくしていこうと思ったら、どうすればいいのか。

 

英語には約50の発音記号があり、その組み合わせから生まれるすべての音を身につけるためには長きにわたる練習が必要です。

1週間何かをしたら次の日からアメリカ人のような発音に・・・なんてことはありません。

 

だからこそ無理をせずに、たとえば1週間にひとつの発音記号を意識する、くらいで十分です。

 

日頃から文章を音読する習慣があれば、その文章の、その週に意識すべき発音の部分に下線を引いておきましょう。

そうすれば、それを見て音読する際に自ずと意識をすることになるはずです。

 

ただし、それが下線だらけだと発音が気になりすぎて音読できなくなってしまいます。

 

だからこそ、ひとつの発音記号に絞ったり、またはsとshの音の区別を気にしたりなどして、あれもこれもではなく集中して取り組む発音を絞り込むべきです。

 

それが一年続けられれば、すべての発音記号を一巡できますからね。

 

 

さて、もうひとつ大切な、意識しなければならないこと。

それは、アクセントです。

 

アクセントはまたの名を強勢といい、どこを強く読むか、ということです。

 

ひとつの単語の中のアクセント、というイメージが強いですが、実際には文アクセントといって1文の中のどこを強く読むかというものもあります。

 

ここで意識しましょうというのは、まずは単語のアクセント。

 

アクセントが正しければ、発音自体がうまくなくても前後の単語からある程度わかってもらえます。

逆にアクセントがおかしいと、違う単語に聞こえたり、そもそも何を言っているのかわからなかったりします。

 

ひとつひとつの発音記号通りに話すことは難しいですが、どこを強く読むかを覚えることはそこまででもないはず。

だからこそ、少しの工夫が大きく伝わる可能性を向上させる練習になるのです。

 

これだけでも意識してみましょう。