前回の続きです。

 

さて、一度会っただけなのに名前を覚えていられる人って、どんな人でしょうか。

 

前回挙げた、名前自体にインパクトがある人のほかには、キャラクターが強い、濃い人が挙げられます。

 

この場合は、名前自体よりも、そこにあるエピソードが強く顔と名前を結びつけていると言えます。

 

みなさんも、「この単語でこんな失敗をしたことがある」という単語ほど、忘れずにはっきりと覚えているものがあったりしませんか?

 

人の顔と名前もそうですし、単語とその意味もそうですが、本来そのふたつはあとから結びつけられたもので、本質的な関係を持っているわけではないのです。

 

犬という動物が「犬」「dog」という名前なのは、理由なんて特になく、人間が勝手に決めたことです。

 

だからこそ、本質的に無関係である「物」とその「名前」以上に、そこにある物語、エピソードの方が、記憶をより強くするわけです。

 

しかし、すべての単語にそんなエピソードがあるかというと、そうではないはずです。

 

ではどうすればいいんでしょう。

 

答えは、「エピソードを作る」ということになります。

 

「どうやって?」となりそうですね。

 

無理やり覚えやすい話を1つ1つ作るなんて、気が遠くなりそうですね。

大丈夫です、自分でゼロから作る必要はありません。

 

では、単語にとってのエピソードとは何でしょうか?

 

それは、「例文」なのです。

辞書やインターネットなど、いろんなところに転がっている「例文」です。

 

 

 

「あの人、あの時にあんなことしてたよなぁ」というのと同じように、

 

「あの単語、ああいう文の中でああやって使われていたよなぁ」というのがある方が覚えやすいものです。

 

ですから、単語ばっかり眺めていても、書きまくっても、なかなかそう機械的に覚えられるものでもありません。

そのときには見方を変えて、例文をいくつも読んでみて、文章の中での単語を見てみましょう。

 

そうすれば、エピソードのなかで人が鮮烈な印象を残すように、単語もあなたのなかでしっかりと存在感を放ってくれるようになります。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

単語というのを必要以上に特別なものに感じる必要はないんです。

「ものを覚える」という点に関しては人の名前も英単語も同じです。

 

今回はあくまでも私の考えをお話ししたわけですが、皆さんの中にもご自身なりの物覚えのコツがあるならば、それ単語学習にも生かしてみましょう。

そうすればきっと、今までよりも単語が記憶にとどまりやすくなるはずです。